FCゲーム ボンバーキングのすすめ
シリーズ30周年。ボンバーマン
ボンバーマンを、ご存知だろうか?
キャラクターが爆弾を置いて、爆発させ、敵を倒すというゲームだ。
もう数え切れないほどのシリーズが出た。
最近では、ボンバーガールという作品が話題になったようだ。
以下は、そのボンバーガールのコピペである。
とりあえず朝イチから張り付いて40戦ほどしてきた
もう散々語られただろうけど詩織はゲーム崩壊の原因
本当に慣れてない詩織使いだとまだ詩織が植林する前に殺せる隙があるが熟練の詩織使いは
丁寧に詩織レベル5作ってきて、その状態でマップ中央からこっちよりに近づかれると牽制に悪い噂バラまいて焦土爆撃しながら侵略してくる
悪い噂も発動されると周囲に衛星爆撃みたいな感じで爆弾がぶちまけられる
近づけないからこっちも牽制するけどおもむろに伝説の樹植林しはじめて告白
告白相手と二人で無敵になった挙げ句爆弾アホほどぶち撒けながら爆風に包まれつつ自軍ベースに特攻してくる
そうなるともう駄目こっちの対抗手段無し詩織爆弾で拠点沈むのただ見るだけ
勝つにはこっちも詩織をぶつけるしかない
もう何を言っているか、さっぱりわからない。
ゲームよりも、このカオスぶりが話題になったそうだが・・・。
まぁ、ともかくそれだけ歴史があるゲームシリーズなのだ。ざっと、wikipediaを見ただけでも60作品以上はリリースされている。
幻のシリーズ2作目、ボンバーキング
ともかく、マリオやドラクエほど、知名度も売り上げもない80年代の地味なゲームが、30年経ってもそのシリーズが愛されているのだ。
私の亡き父はこのゲームが大好きだった。とにかく、ずーっとプレイしていた。クリアして飽き足らないと、今では当たり前の言葉となっている「縛りプレイ」を自ら始めた。
最初は爆風無敵を、次に壁すり抜けを、取らないでプレイしてたものだ。さすがにリモコンは取ってた気がするが。
当時はこんな父を見ていて、ずっとやってて何が楽しいのだろうか?と疑問だったが、その気持ちは今になってよく解る。
私自身も流行りのゲームには全くついていけず、最近は古いレトロゲームばかりをプレイしている。
さてそこで、ほぼ幻となっているシリーズ2作目を紹介しよう。
ボンバーマンシリーズの第2作品、その名もボンバーキング(Bomber King)である。
基本ルール
右スクロールでゴールを目指す
多画面の右スクロールでゴールを目指すのが基本ルール。1画面しかないステージもあるし、長大なステージもある。そしてボスステージもある。
「秘宝」ステージ
道中に「秘宝」があるステージがある。この秘宝を取り逃すと、道中が無限ループ状態になってしまうので、
「あれ?さっきから同じ景色だ・・・」と思ったら、秘宝を取り逃しているケースが高い。怪しいところを破壊して秘宝を手に入れよう。
ステージ右端には鍵がある
各ステージ、最右端まできたら、スクロールが止まる。
ここですべきことは「カギ」を探すことである。カギをゲットすれば、右上に出口が出現。そこから出ればステージクリアとなる。
要所にはボスが出現
要所要所にボスがいる。道中ゲットしたアイテムを用いてボスを撃破するのだ。
初代との違い
では次に初代とは違う点を見てみよう。
爆弾が無限から有限に
前作は、爆弾は無限に置けたが今作は有限になり、更にストックがマックス99個までとなった。
爆弾で障害物を破壊しつつ、補充もせねばならない。
爆弾の補充については、障害物を爆破することで出現するランダムアイテムを獲るか(爆弾マークのシンボルで1つ獲ると、10個増える)、敵を倒すことで1つ爆弾の補充ができる。
爆弾の使い方も計画性が問われるのだ。
残機制からライフ制へ
当時のゲームは、命が3機あった。つまり2回まではミスれるのだ。
だが、ボンバーキングはライフ制を採用。ライフが0になると即ゲームオーバーになる。
だがこれは非常にシビアな設定である。この点については後述。
爆弾が爆発するまで、3秒から1秒弱に短縮。爆風も上下左右4方向から8方向に拡大
爆弾を仕掛けたら即逃げないと、爆風に当たって死んでしまうのだ。
前作だったら斜めに隠れていればセーフだったが、8方向(1マス分)に爆風が広がるので斜めに居てもアウト。
ここが非常に厳しく。なれないプレイヤーはゲーム開始即時にゲームオーバーになってしまうのだ。
爆弾を置くと、1歩ノックバック(後ろにさがる)
これも大きな違いである。前作は爆撃機の如く歩きながら爆弾をぽとぽと置いていけたのだが、今回は爆弾を置くと1マス分ノックバック(後退する)する。そして爆発までの猶予が1秒なので、前作のつもりで、爆弾を置くと即死してしまうのである。
レベルの概念を取り入れる
レベルの概念が登場する。スコアが一定数になるとレベル1、レベル2、と徐々に上がっていく。
レベルがあがることのメリットは、「耐久力」がアップするということである。
耐久力がアップすると、爆弾1発では死ななくなる。
ライフ制を採用と言いつつも・・・
ライフ制を採用したのだが、序盤はシビアである。
なぜならば、ライフが満タンであっても、自分の仕掛けた爆弾に間違って当たってしまった場合、即死してしまうのだ。
レベル2のなると、ライフ満タンで爆弾に当たると、直ぐに回復しないと死んでしまう・・・と言うぐらい瀕死になる。
なので、ライフの管理は重要である。
そして、早く、レベル2にすることが大事である。
ただし、残念ながら・・レベルを上げるためには、80000点獲得せねばならないのだが・・・。
ランダムに落ちている得点アイテムを獲得していかねばならない。
得点アイテムは、100点・1,000点・10,000点・100,000点の4種類。十万点はレアアイテムで序盤に出現することはほとんどない。100点、1000点は頻発。10,000点はまぁそこそこと言った具合。
敵を倒しても、点数は数百点なので、レベルアップにはこのランダムの得点アイテムにゆだねられているのだ。
序盤3,4ステージは1発即死の状態で探索せねばならないのだ。
ゆるーいボンバーマンから非常にシビアなボンバーキングとなりユーザの評価は・・・・
残念ながら、クソゲーと評されることが多い。
私の父も、ボンバーマンの2作目ということでソフトを買ってくれて、自らもプレイしたはいいが・・・。
案の定、変わりすぎた操作性についていけず・・・、死にまくり。
30分もしないうちに、「なんじゃこれ。二度とやるもんか!」とまた1作目のボンバーマンに戻っていったのだ・・・。
ボンバーキングは隠れた名作である!
そんなクソゲー扱いのボンバーキングだが、私は隠れた名作と言ってもいいかも知れない。
その理由・・・このゲームはリスクマネジメント能力を養うのに最適なゲームなのだ。
ボンバーキングが世間の評価ほど理不尽ではない
そのゲームの操作性に慣れるのは仕方がないことだ。慣れるのはどんなゲームでもあることだ。
制作者のルール・仕組みをまずはユーザが理解してからが、ゲームスタートなのだ。
ただ、慣れないほど操作性が悪いのは、それは糾弾されるべきだが、このボンバーキングは慣れれば何てこと無い操作性である。
自爆するのは全て自分のせい
操作やくせを覚えたら、爆風に当たることは全てユーザの自己責任だ。甘いのである。自爆死するなど状況判断が甘い。
今、ここに爆弾を置いたら死ぬ確率がどれぐらいあるか?
ということを瞬時に判断しつつプレイしていく状況判断が求められるのだ。
慣れたプレイヤーがこのゲームで自爆死するケースは、安全を確認して爆弾を置いたが近距離に居た敵が弾を吐き出して、それにあたり、ノックバックして爆風に巻き込まれる。というシチュエーションだ。
爆弾を置く際に、周囲に敵が居るかどうか。居なければ100%爆死しない。敵が遠距離にいる場合もまず平気。
近距離に居る場合は弾をはく可能性があるので、死ぬ確率が3-40%ほど。中距離でも、タイミングが悪ければ死ぬので10-20%ほど。
そして、地形の問題もある。爆弾置いて、そのまま反対方向に逃げれるのであれば、楽だが・・・。地形の問題で、ジグザグで斜め方向に逃げる場合は少しのロスで爆死してしまう。その地形もリスクに入れて爆弾を設置するかどうか判断するのだ。
瞬時瞬時に判断し、生存率が限りなく100%の場合のみに爆弾を置いていけば死ぬ可能性は大幅に下がるのだ。
アイテムによって死ぬリスクを下げる
このゲームの死因ベスト3は以下の通り。
- 自分の爆弾で自爆
- 敵の攻撃で死亡
- 溺死
というかこれ以外ないと思うのだが、全てアイテムを使えば回避できるシチュエーションである。
爆死予防
ステージ最後の最右端で爆弾を置かねばならない状況では、ハイパーミサイルや、一時停止アイテムを使えば安全に進行することが可能。
敵の攻撃で死亡
最強の雑魚敵であるタンク。タンクの矢の攻撃は強力で一撃でも大ダメージ。タンクが2体居るときは要注意。
連続被弾であっという間にゲームオーバーの可能性あり。
その際は、フラッシュ(画面上すべての敵を全滅)で一層すべき。
溺死
1ブロック分の水ならば、通り抜けられる。
2ブロック分の水ならば、スピードアップアイテムを使えば走り抜けられる。
3ブロック以上の水は、ウォータープルフという浮き輪的なアイテムを使わなければならない。
とにかく言えるのはアイテムをケチるな。じゃんじゃん使えということである。そうすれば溺死の可能性も限りなく0になる。
集中力を養成してくれる
このゲームはレベルがあがって1発で死ななくなり、そのステージが長くなる中盤に集中力が切れて、単純なミスで死ぬことが多い。
しつこいかもしれないが、ゲームのルールを理解し、操作に慣れれば死ぬことないのである。全ての死因はプレイヤーの油断なのだ。
ゲーム製作者との対話を楽しもう
だんだんと、カギや秘宝の位置がいやらしくなってくる。が、裏の裏までかくような真似はしない。
そうなると、製作者の意図が読めてくるのだ。「ふむ・・・。この感じならば、ここにあるのだろう?」と実際にそこにあると、
古の製作者・開発陣と一つになれた錯覚がする。
ゲームをこなしていくたびに、製作者が導いてくれるような、まるで囲碁の指導碁のような感覚にもなる。
こういう瞬間に気付くのが心地よい。
子供の頃には味わったことのない感覚だ。
そしてプレイするたびに、このアイテムはこうやって使うのか?とか。だんだん、意図が分かり始めると・・・。
「あれ?このゲームって製作者の優しさが溢れているげーむなのではないか?」とすら思えてくる。
しかし残念ながら・・・
残念ながら、まだ私はクリアしたこともないのだ。
次回から、何回かに渡り、このボンバーキングの攻略情報を載せていきたいと思う。
ボンバーキング攻略ページ
ボンバーキング 攻略 ステージ1
ボンバーキング 攻略 ステージ2