いじめがこの世から無くならない理由

2019年2月26日

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まずは子供のイジメについて

イジメと言えば、どこの小学校、中学校でもあり、時には深刻な問題に発展します。

「イジメ、ダメ、絶対!!」と言っても、時には歌っても、絶対に学校から子供たちからイジメはなくならないのです。

なぜか?

これは単純明快です。

大人の世界でもイジメがなくならないから。

この一言に尽きます。

大人ができないことを子供ができるはずがありません。

子供は大人を見ながら成長していくものです。

親戚の集まりや保護者同士の集まり、バラエティ番組、ドラマ、映画など見ながら無意識化に刷り込まれ、あるいは悟るのです。
「イジメ」はそこにあると。

ただし、三つ子の魂百までとも言うとおり、幼き頃からイジメは死刑とか厳罰の社会、環境で育ち、イジメというものに全く触れずして幼少期・思春期を過ごせば、あるいは無くなる可能性もあります。

手っ取り早いのは「イジメ=死刑」ですが、それは少なくとも今の社会では無理です。

Point

大人ができないことを子供ができるわけない。

では大人のイジメはなぜ無くならないか?

これは私の中でも真髄を得てはないですが・・・。

考え得れるいくつか理由を挙げてみましょう。

人は自分と他人を常に比較する生き物だから

人は生きていくうえで常に自分と他人を比較して生きています。これは切磋琢磨をし、向上心に繋がるので人間のいい面でもあります。
が、これが妬みや劣等感を生みだします。妬み、劣等感はイジメに昇華しやすいのです。

自分のポジションを死守したいから

人は居場所を得たら、そこに安住したいものです。
特に普段、居場所が無いほど、見つけた際の執着は凄まじいものです。自分にとって脅威に感じた新参に対しては当たりは強くなります。

これが「排除」につながり、イジメになるのです。

人徳があって人気者の人は居場所なぞたくさんあるしそこに執着する必要はないので、この限りではありません。

自分の力を鼓舞したいから

どの時代にも世界にも、そのコミュニティのトップに君臨していることでアイデンティティを得る人は一定数存在します。

幼少ならばガキ大将が典型でしょうか?
ママコミュニティのボスもそうですね。これは性質が悪いです。

そういう人は、攻撃的です。自分に懐かなかったり、反抗的な人を攻撃する傾向があります。

他人を攻撃すること、すなわちイジメに繋がるわけです。

人と人は分かり合えないものだから

これはかつて巨大掲示板2chあたりで見かけた、名言ですが・・・

「ビートルズは戦争反対を歌いながら、たった4人の集団ですら分かり合えなかったんだ。戦争反対なんか言っても無理!」というものです。

中々的を得ていると思います。(ビートルズだったか定かではありません、違ったらすみません)

この言葉は真理だと思います。苦楽を共にしたたった4人の集団でも仲違いするわけだから、それよりももっと多くの人と分かり合えるわけないのです。

他人と分かり合えないとどうなるか?

その人に対して、静観、排除、許容、攻撃、諦念、などなどといった心境になるのですが、その中で「排除」「攻撃」に至った場合、その次のステップであるイジメに発展するのです。

結局、暇だから

主婦が不倫に走る理由でも出てきましたが、結局暇なんです。退屈なんです。刺激が欲しいのです。

人間、その与えられた環境の中でやりくりして、暇を解消しようとします。

例えば独房に入れられた囚人だったり、金も時間も無いコンビニ店長だったり、前述の主婦だったり、金も時間もある経営者だったり、それぞれの環境で暇をつぶすため、知恵と工夫ををするのです。

金も時間もある経営者は・・・ほとんど居ないかもしれませんね。
そういう人は興味・趣味や新しい事業など、やりたいことが尽きず、暇であることが稀有だからです。

与えられた環境の中で行う暇つぶし・・・。多くのケースで共通するのは他人をいじめることなのです。

ただし、独房の囚人はさすがに難しいでしょうけど。

イジメは、仲間内の結束を高める良いツールである

イジメのメリットを紹介しましょう。こういうことを記すと、「イジメ推進派か?」と思われるかもしれませんが、決してそんなことは無いです。事実だから仕方の無いことなのです。

イジメのメリットは、そのイジメてる方の集団の結束を高めることができます。

1つのことに向かって、みんなで努力すると、気持ちいいですよね。達成されたときなんかは尚更です。

いい面で見ればそれの典型は野球、サッカーなどの団体スポーツ。
悪い面で見れば、誰かを排除しようとするイジメなのです。

人間の醜い側面かもしれませんが・・・それも人間だから仕方の無いことです。

Point

みんなで努力すると、気持ちいい。例えそれがイジメであっても・・・

いじめられた時にどうするか?

さて、ここまで陰鬱とする人間の負の面について述べてきました。

結局、イジメは世の中からなくなりません。殺人が世の中からなくならないのと同様です。

無くなるとすれば、独裁者が強権発動でイジメは死刑としたときのみです。

といいつつも、殺人が死刑になるという可能性あってもそれでも殺人は日々起こるのだから、やはり完全な抑止は無理でしょう。

常に隣り合うイジメ。

もし自分がイジメられる側になったらどう対応するべきか?考えて見ましょう。

大人の場合

大人の場合はほとんどの場合、自分で対処できるでしょう。大人は逃げ出せばいいのです。場所・環境を変えればそれで解決です。
もちろん、逃げずに対応する、善処するというのは大事ですが、結局いじめは他人ありきなので、自分の力ではどうにもならないことがあります。そうなったら逃げればいいのです。

大人でも逃げることが難しいのは、ママ友コミュニティ内でのイジメでしょうか?
環境を変えるといっても、そのために引っ越すのは非常に困難だと思います。ママ友コミュを抜けると、今度は子供同士のイジメに繋がるかもしれないので、我慢するという選択をする母親も多いことでしょう。・・・とは言いつつも、やはり最終的には孤立することになろうが、、そのママ友コミュニティを抜ければ、それで解決できると思いますが。

Point

大人の場合は逃げれば万事OK.逃げる、ということは環境を変えるということ。

子供の場合

「イジメ、ダメ、絶対!!」もいいけれど、もしいじられた時にどうするか?ということを親は子供に教えるべきです。

意識高い家族は、大災害があって連絡が付かなくなったときの、行動、集合場所、など日ごろから話し合っていることでしょう。
(最近はスマホの発展でそこまで決めている家族は少ないかもしれませんが)

これと同様に、もし、いじめられた場合の行動指針を定期的に子供に話しておくべきだと思います。

最終的には子供に「逃げてもいいんだよ」と言うことを伝えましょう。逃げる、すなわち引っ越すということですね。

新築で家を建てた家庭だと難しい選択かもしれませんが、わが子が自死を選択することに比べれば新築手放して引っ越すなど痛くもかゆくもありません。

ただし、逃げるのは最終手段であり、できればこの段階から自己解決するように施していくのが教育としては最良でしょう。

その辺の手法については、専門家に譲るとして、ここでは自己解決の最終手段を紹介します。

子供のいじめ解決の最終手段

キレて暴れることです。その時にナイフを持ってれば、真理効果的にベターでしょう。

結局、いじめの要因の多くは、「暇だから」ということです。

ナイフもって切れて暴れる人間を更にいじめようとするほど、イジメてる側は度胸もないし、そんなリスクを犯す必要もありません。
なぜなら、ただの暇つぶしなのだから・・・。

このキレどころの難しいところは、中途半端なキレ方だと、更にイジメが増長する可能性があります。

「こいつはヤバイ」と思わせる事が肝要なのです。

だからキレる際はより多くの人が居るときが良いでしょう。学級会の最中とか、イジメを黙認してる担任に復讐したければ全校集会中もよいのではないでしょうか?

キレることで、孤独を得るかもしれませんが、同時に安息も獲得するでしょう。

Point

ナイフで暴れるようなヤバイ奴をイジめるほどのリスクは犯さないし、その動機もない。

後もうひとつは色恋沙汰の怨恨でしょうか。この場合は確固たる意思を以ってイジメてるので、対応は難しいかもしれません。
誤解の場合は晴らすことが大事。
見に覚えがある場合は立ち向かわねばならないでしょう。

その場合も、やはり最終的には逃げる判断をすれば解決なのです。

結論

大人も子供もイジメに対しては最終的に逃げればいいのです。
子供に対しては、日ごろからそういうことを伝えておくことが大事です。

また、逃げることと同じぐらい重要なことは、「イジメる側に回らない」ということです。

イジメ撲滅は不可能ですが、良識有る親が「イジメ、ダメ、絶対!」を子供に伝えれば、軽減はするとは思います。

そういう事を一人ひとりが子に伝承していくことで、より良い民度、民族性、国が生まれるのです。

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