ボードゲームのすすめ
ボードゲームは過小評価されている
この世の中にボードゲームほど過小評価されている遊戯はないのでないか?
ボードゲームは素晴らしいライフハックツールである。
….ライフハックツールって今適当に言いましたが、我々人間の様々なステータスを向上ささせてくれるエクセレントなツールなのだ!
ボードゲームは子供だけのものではない。大人こそやるべきはボードゲームなのである。
ボードゲームのメリット
ではでは、ボードゲームのメリットをしょうかいしていきましょう!
理解力の向上
ボードゲームと聞けば、「人生ゲーム」と思うかも知れませんが、世の中には何千何万のボードゲームがあり、毎年毎年、数多くのボードゲームが誕生しているわけです。
伝統がありプロ競技と化している囲碁や将棋もボードゲームの一種でしょう。
ボードゲーム愛好家は、常に同じゲームばかりやっているわけではなく、新しいゲームを、プレイする機会も多いのです。
そうなると、毎回毎回新たなマニュアルを読み、そのゲームを理解するところから始まるわけです。
ゲーム時間が短いものならば、ルールは簡単だが、1時間を越えるような言わば「重い」ゲームだとそのルールも複雑で覚えづらいもの。
そういうものはマニュアルも読みづらく、理解しにくかったりします。
さらにさらに・・・
ボードゲームは海外製の物が非常に多く、日本で発売されてるゲームはたいがい翻訳済みなマニュアルだが、翻訳された日本語の解読は暗号じみてるケースもしばしば。
ゲーム作者の意図を汲み取り、ゲームのルールとして矛盾のないように自らの脳に落とし込んでいく作業は、あらゆることの理解力の向上に繋がるわけです。
理解力は、社会人に求められる最も基本的で極めて重要なスキルの一つである。
新しい職場、場所では覚え方がたくさんあります。そうしたルールをいち早く理解する力を養うことにボードゲームの経験は有利に働くはずです。
説明能力の向上
と言っては見たが、マニュアルを一から全部見るという事は少ないかも知れません。
なぜなら、そのゲームの所有者、あるいは経験者が、ルールを教えてくれる(インスト)からです。
マニュアルを読み回すよりも一人の熟練のプレイヤーが説明してくれた方が時間短縮につながるし、ありとあらゆることで、書物を読むよりも対人で教えてもらった方が、効率が良いのです。
さて、ここで重要なのは説明をしてくれる人のスキルです。
スキルというのはゲームの巧拙ではなく、説明能力のこと。
このインストをしてくれる人が下手だと、せっかくのボドゲの楽しさも半減してしまいます。
私の場合は、以下のようにインストしてました。
- まず、ゲームのストーリー。ゲームの目的を説明
- 次に勝利条件を話す
- そして、ゲームの細い進行を話す
大まかに言えばこんな感じ。
ストーリー性が無いゲームもあるので、そこは臨機応変に。
さらにターンがあるゲームについては、デモ的に、2ターンぐらい説明しながらデモプレイも行います。
これだと経験者と初体験のプレイヤーの差を少しでも埋めることができます。
ボードゲームに参加してて、下手な人のインストは、
- 説明が長い
- 性格が神経質、細かい人
- 普段、暗くイニチアシヴを取る機会が無く、自分が仕切ることで悦に入る人
でしょうか。
説明が長いのはダメですね。説明時間を削って1回でも多くプレイしたいものです。
神経質、細かい人も説明下手な傾向があります。こういう人は、細かすぎて、万に一つのレアなケースの説明を詳細にしたりなど、無駄が多い。無駄が多いという事は結局、話が長いのです。
悦に入る人は、もう自己陶酔の世界です。あなたの話は、どうでもいいから、早くプレイさせてください。という感じです。
とかく、インスト上手な人は周りのプレイヤーの尊敬を集めます。
簡潔に解りやすく、更にわくわく感まで感じさせることができれば、将来はTEDで登壇でできるかも知れません。
「説明上手」というスキルは子供時代はなかなか磨く機会が少ないかも知れません。
ボードゲームを通して、小さいうちからこのスキルを磨けるのはファンタスティックに聴こえます。
もちろん、子供だけで無く大人もです。
部下がついたり、人をまとめる側になるとやはりこの説明上手なスキルは組織やコミュニティの円滑運用に重要です。
ボドゲを通して遊びながら磨けるのはダイナマイトなことです。
嘘が上手くなる
これは嘘をつくゲーム限定のスキルですが・・・。
また、このスキルを向上させる必要があるかどうか・・・・も疑問ですが、人生一度ぐらいは一世一代の嘘をつかなければならない場面もあるかもしれません。
嘘をつくゲーム・・・といえば、いわゆる、正体隠匿系といわれるカテゴリのゲームですね。
その代表格が、人狼ゲームです。
人狼ゲームはボードゲームでなく、最早人狼ゲームという独立したカテゴリである。
人狼ゲームは、やはりドイツ発祥のゲームで、とある村に人に化けた狼が紛れ込み、夜中に1人ずつ村人を食い殺していく。というなんかこわーいゲームです。
詳しくはググって頂くとしてこれはまた今までに体験したことの無いような面白いコンテンツです。未体験の方はぜひやってみていただきたい。
実際にやってみると、初心者の男性は嘘が下手な傾向があります。女性の嘘はわからない、と一般的に言われていますが、これは本当だと思います。
そういえば、地方議員の政治家とプレイしたことがありますが、初プレイだったにも関わらず、「神に誓って、絶対に人狼ではない!!!」と毅然と相手の目を見据えて堂々と主張してて、結局人狼だったのを見たときに、「あぁやはり政治家は信用ならないな」と改めて思いました。
対人コミュニケーションスキルがつく
これはテレビゲーム(死語?)との対比ですが、やはりテレビゲームよりもリアルな人と接するものなので、これは確実に付くと思います。
私も大好きな超人気漫画・ヒカルの碁の中で「碁は一人では打てない」というセリフがありましたが、ボードゲームも同じ。
どんなに面白いボードゲームがあったとしても、一人ではできないのです。一緒にプレイする仲間が居てのボードゲームなのです。
そういう考えにいたれば、相手のことを思いやるような行動が身につくのです。
ルールを理解するという事は、特段ボドゲーだけのものではないです。
なぜボードゲームはマイナーなのか?
趣味や余暇の大切なキーワードとして、重要なのが「非日常体験」を得れるかどうか?
と私は思ってます。
このボードゲームは十分に非日常体験を得れるコンテンツです。
なのに・・・なぜ、ボドゲはマイナーなのでしょうか?
オタク、ネクラなイメージがまだある
実は私がこれでした。ボドゲはオタクや子供が遊ぶものだと思ってました。
いざ自分がやってみると、そのイメージを払拭するに十分楽しく、こんなコンテンツをオタクの物にしておくのは勿体無い!と布教して友達を集めてしょっちゅうプレイしておりました。最初期は「アヴァロンを覆う影」というゲームをプレイしておりました。
臭い人の割合が・・・・
臭い人の割合が多いです。
これはイメージ・・・ではなくて、実際に居るから非常に困ります。
とある場所ではボードゲーム用のマットを購入してボードゲーム会の開催時にはいつも重宝していましたが、ある時、マットを広げた瞬間、ぷーーんと強烈なおっさん臭が漂い、その日の開催が中断し、臭いも消えず開催が危ぶまれたときもありました。(応急処置でファブリーズ購入でしのぎました)
その原因はひとりのおっさんのフケでした。
ボードゲーマーの男性で、「決して俺はリア充や陽キャラではないな」と思う方・・・。
もしかしたら、あなたは臭いかも知れません。ボードゲームに行く前にはお風呂に入りましょう。
よーーーくシャンプーしましょう。禿げるぐらいにシャンプーつけましょう。排水溝が泡だらけになるぐらいにシャンプーをつけましょう。
そして、ここが盲点です。
服です。全て洗濯したての物をチョイスしましょう。
いつも同じものを着てる人は要注意。特に冬場にコート1着しかもってないような人は大概悪臭もちです。
対人関係で気にしいな人をたしなめる言葉として、
「大丈夫だよ!気にするな!世間はお前が思っているほど、お前のことなんか気にしてないから!」
というニュアンスの言葉がありますが・・・体臭に関しては逆です。
「お前が大丈夫と思っていても、気づかないのは本人だけ。周りは死にそう。マジかんべん!」
なので、においには万全を期しましょう。
対人コミュニケーションが猛烈に粗悪な人間がいる
これはメリットで書いた部分と反対になってしまうが仕方ないです。
ボードゲーム自体は対人コミュニケーションを大いに向上させるツールなのにも関わらず、それを使いこなす現ユーザがなっとらんケースもあります。
- 勝利至上主義で、自分が勝てないときれる、不機嫌になる、他のプレイヤーに駄目出しする。
このような子供じみた行為をする人が他の世界よりも多く見受けられます。
格闘議界の経営者がかつて「すべてのジャンルはマニアが潰す」という言葉を発して話題になりましたが、これは名言だと思います。
ボードゲーマー達はまずは新参者、初心者たちに楽しんでもらえるようなプレイをしてみるのもいいのではないでしょうか。
「ボードゲームをする目的は人とつながることにある。この人とゲームをしたい、そう思って相手の目を見つめる。そういう相手とゲームをすること自体が真の目的。自分が勝つか負けるかなんてどうでもいいんだ」
引用元 http://www.afpbb.com/articles/-/3210779?cx_part=top_focus&cx_position=5
ネットよりアナログで対面、ボードゲーム人気の秘密を権威が語る 独
私もこの考えに賛同です。自分が勝つよりも、自分が2位で他人が勝って喜んでいる方がいいって気持ちをもっています。(ただ、これは3人以上のゲームの場合で、マンツーマンの勝負ならば勝ちたいと思っていますが)
ボードゲームができるところ
ちょっとネガティヴなことも書いてしまいましたが、それでもボドゲはすばらしいし、もっともっと世の中に広まればいいコンテンツです。
やりたい!!と思った人も一人ではできない・・・・。
ではどうすればよいか?
ボードゲームカフェ的なところに行くのが最短の道でしょう。
そんなボードゲームができるところをいくつか紹介します。
渋谷・池袋など都内主要地点や川崎、名古屋、福岡まで広域に支店を構えるボードゲームカフェです。
初心者やお一人様歓迎のイベントが定期的に行われています。
こちらは毎日何かしたらイベントを開催しているふゆしぃさんのイベント情報。陽キャラが人が多く、女子率も高そうで初回者が気軽に入りやすい印象を受けます。
千葉にあるコワーキングスペースです。月一度ボードゲーム会が開催されているようで、その日に限っては完全にボドゲ専用カフェになるようです。ボドゲ専門店に負けないぐらいの数のボドゲが常備あるようです。
他にも全国にはたくさんあるはずです。安い利用料の公民館を利用しているボドゲ会団体も多いはず。
お近くの地域でぜひ探してみてくださいね。
機会があれば、私の独断にておすすめのゲームを紹介していけたら・・・と思います。