「読書を10倍楽しむ方法!」と馳星周の「雪炎」

2019年2月14日


小説・・・。数年スパンでやってくるマイブームなのだが、今まさに到来。

というのも、スマホ(iPhone5s)の調子が悪く、充電状態でないと、エンドレス再起動が発動してしまい
移動中に使い物にならないから・・・という消極的なブームなのだが、到来は到来ということで、小説ライフを楽しんでいます。

家にあった、「殺しあう家族 (新堂冬樹)」、「雪炎(馳星周)」を読了し、現在は「悪の華(新堂冬樹)」を読み途中。

しばらくは、馳星周と新堂冬樹の未読の本を攻めて行くつもりなのです。

というわけで・・・。

読書を10倍楽しむ方法を紹介します。

10倍かどうかは当社比ということで、失礼候いたします。

私の場合の本選びは、大体古本屋にて探すのだが、文庫だと裏表紙を見ると
あらすじが記載してる場合はほとんどなのだが・・・。

そのあらすじを全く見ないことである。

「前情報皆無」の読書。これが10倍読書を楽しむ方法である。

作者も未知だと更に10倍楽しめるといえます。

前情報皆無&未知の作者・・・。だと、タイトルのみしか解らないので、
作品の舞台とか、時代とか、はもちろん、恋愛なのか刑事ものか、ミステリーものか・・・
はたまた時代小説なのかというようにジャンルすら前情報が無い状態で・・・、その作品が大当たりだったときの
感動、興奮、喜びは通常の読書の比ではないのですよ。

映画も同様に、この楽しみ方ができます。

前情報なしで観た映画で記憶に残っているのは「テイキング・ライブス」という映画。

アンジェリーナ・ジョリーというパスタのチェーン店みたいな女優さんの映画。
この方は超有名人らしい(ブラピの嫁だっけ?)が、残念ながら、私は海外の有名人はほとんど知らない。

この映画、レヴューサイトでは定評価だけど、個人的に大当たり。

ジャンルとかあらすじを知ってみていたら、そこまで私の評価は高くなかったかも知れない。

とは言うものの、前情報皆無は・・・外す可能性があるので嫌だ。

という人のために、おすすめする方法は・・・・。

  • 裏表紙のあらすじを俯瞰して単語だけ拾う。
  • あるいは裏表紙のあらすじを1行なしい2行だけ読む。

という方法である。

先日の「雪炎(馳星炎)」はあらすじの冒頭を俯瞰して、「北海道」「311後の原発問題」「選挙」という単語を拾って、
「おお!なにこれ!面白そう!」って思って購入にいたったわけです。

今回は新堂冬樹・馳星周を探してたので、作者の作品のテイスト・傾向・ジャンルなどはある程度解ってたわけだが、
それ以外の前情報「北海道」「311後の原発問題」「選挙」だけに絞ることで作品の持つポテンシャルを大いに引き出せたのではないかと思っている。

雪炎。「せつえん」、「ゆきほのお」なのか、はたまた別の名前なのか不明だが、厚さ割にはさくさく読めて、ストーリーも流れて、
面白かったね。クライマックスは大味な印象もしたが、それはまぁご愛嬌。

これがもし裏表紙のあらすじを全部目を通してたら・・・面白さが減ったのは間違いないでしょう。

ここには前半のあらすじが書いてあるからストーリーの流れが予想できてしまうんですよね。

せっかく、金と時間を掛ける読書。その作品を大いに楽しむためのポイントは、

Point

極力前情報を入れないようする。

がおすすめです。

ぜひぜひ試してみていただきたいと思います。

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