ドッジボールの攻略法

大人になってからのドッジボールが楽しいわけ

さて、突然だが私、枯井戸はたまにドッジボールを嗜むのである。

全盛期は数年前で、1ヶ月に1度はやっていた。

40代のおっさんで確実に体は衰えつつも、そこは知恵と工夫をもって若者に挑むのだ。

中々楽しい非日常体験である。

大人になってからのドッジボールはいろいろと楽しい。

大人になってからのドッジボールは公平である。

なぜならば、競技としてのドッジボールをやってた人は非常に稀だからである。

そういう意味では経験差が出にくいスポーツともいえる。

フットサル、サッカーなんかは経験差がもろに出るスポーツで未経験者は中々楽しめるかといえば、そうではないかもしれない。

更に、経験という意味では、おのおののスポーツ経験が特殊スキルとして発動するから、これまた面白い。

野球、サッカー、バスケ、バレーは特にスキル持ちが多い。

個人的に見栄えがいいと思っているのはバレー経験者で、相手の剛速球をレシーブが如く上に弾いてキャッチするという技だ。
大いに盛り上がるプレイだ。

さて、今日はドッジボールの攻略法を書いてみたいと思う。

Point

競技ドッジボールとしての経験者は皆無なので、経験差がでにくく公平である。

ドッジボールの投げ方

例えば、投げ方一つでもドッジボールには私の分析上、投げ方は多岐にわたる。
私の分析上の投法をご紹介する。

野球投げ

ハンドボール投げと言った方がいいのかも。野球のピッチャー、あるいはキャッチボールの様に肘を曲げ、大きく体全体を振るように。

次の円盤投げ投法の腰の使い方が横回転というのに比べれば、これは腰の動きは縦回転と言えるのではないか。

威力・速度を上げたい人は、肘の位置を高く意識する事。非力な女性でもこれで投球球が1、2段階は重くなる。
後はハンドボールのように胸を大きく開く事か。一般的には王道で一番威力がある投げ方で、コントロールもし易い。反面、モーションが長い、球の軌道が読み易いのが欠点。

円盤投げ

肘をピンと延ばして手首を曲げてボールをロック。腕・体を横に振る事による遠心力を使う。リリース時に手首を意識する事で威力やシュート回転をかける事も。日本代表の動画でも、円盤投げを使う選手多数。

メリットはモーションが速い。野球投げでもモーションは速くすることは出来るがそれにはキャッチ体制など色々条件があるが、円盤投げはキャッチの体制はあまり問わずにモーションが速くできる。デメリットはコントロールしずらい。メリットは受け手が方向が読みづらい。遠心力が動力なので体格に劣る女子でも実戦で使える速さの球が投げれる。パスでもアタックでもあらゆる場面で使える。習得できるのであればぜひとも。

バスケパス

両手で胸の前でボールをもち、同時にリリースする投法。いわゆるバスケットボールのパス。手首から指先まで上手く使うには、慣れが必要かも。メリットはモーションが非常に短い。そして、非常に正確に投げる事が出来る。近距離で相手の硬い膝をピンポイントで狙い、ボールを大きくバウンドさせる。つまり、ヒットして更にマイボールが狙える投げ方。反面、球速がでないので中長距離のヒットには向かない。

水球パス

水球のパス回しのようなやり方。利き手の片手でキャッチ。その際、生卵を受ける様なイメージで瞬間に引き、投球のバックスイングと兼ねることで、全投球方法の中でも最速のモーションを誇る。0.5秒以下と思われる。威力・速度はでないが、速いパス回しに最適。水球経験者であれば、おそらくそれなりのコントロールも可能であろう。

ボーリング投法

円盤投げの応用。パスにもヒットにも使える。ヒット時の投法でも最終兵器。ボーリングというよりソフトボールのピッチャーのイメージかも知れない。円盤投法の要領で下手で行う。ドッジボールのヒットする際の基本として「足下を狙う」というものがある。足下を狙う際のリリースからヒットまでの軌道は、他の投法の場合、「高⇒低」。あるいは「中→低」である。その「低」に行くまでの軌道で、落ち切る前にキャッチされてしまうというリスクがある。が、このボーリング投法を習得できれば、ボールの軌道は「低⇒低」と地面から数十センチを平行で推移するので、相手が予期してない限りは、カットされる危険は皆無。逆に相手が予期してれば、「低⇒高」の軌道に切り替えて、相手の肩口を狙えば、対応するのは非常に困難。
中々取得が困難かも知れないが、習得できれば強い切り札となりえよう。

3・初期外野について

初期外野、元外野、開幕外野・・言い方はいろいろあるが、ここでは初期外野としよう。

大人のドッジボールでは外野がいつでも内野にいけるというルールは無いのがポピュラーである。

というわけで、外野の適正を羅列してみよう。

攻撃力のある人・・・もっとも重要な要素である。
長身・・・背の高い人がいるとパスコースの選択が増える。
敏捷・・・すばやく、機転の利く人は適正有り。外野から更に外に逸らすと相手ボールになるルールの場合は特にそう。

初期外野の2人配して「メイン」と「サブ」と役割分けてもいいかも。
「メイン」がセンターの位置で不動、内野とのパス回し、ヒット役もここがメイン。
「サブ」もセンターが基本も、外野のどこに居てもよい。センターに2人居れば、自然と敵はサイドにばらけることに。内野にボールが行った瞬間に、すーっと気配消してサイドに移り敵背後でパス貰って仕留めたり、コート外にこぼれそうなボールをフォローしたり。内野が仕留めようなそぶりを見せれば、逸れたときの為に直線上にさっと移動したり。

また内野の失投・暴投もフォローする機動力・器用さが求められ、何より、ラインを踏まない・越えない能力(これ非常に重要)が必要である。

狙う順番

相手チームの誰から狙うかというのが大きくポイントにもなる。少しずつ戦力を削るというやり方が有効か。

私たちのルールは内野に残った女性は+2点となる。したがって女子を残すと致命傷になることも。

これを踏まえた順番は・・・。

「攻撃力低い女子」

「その他女子」

「攻撃力低い男子」

「攻撃力高い男子」

「シリア難民系プレイヤー」

「防御力高過ぎる人」

同じ女子でも、攻撃力が低い(と思われる)女性から狙うべし。
なぜならば復活率が低いからである。

それは男子も同様である。

シリア難民系プレイヤーとは、あちこち逃げ回るプレイヤーの事である。

かつて、ニュースで見たシリア難民の様子に似てたのでそのように名づけた。

大きな動きで逃げ回るプレイヤーは味方チームにとってもブラインドになる可能性があり脅威。

難民系プレイヤーは、敢えて残しておけば、強いプレイヤーを仕留めるチャンスが生まれる。逆に言えば、難民系プレイヤーは防御力への自信の無さ。ボールへの恐怖心の現れである。いつでも仕留める事が出来るであろう。

そして防御力が高過ぎるプレイヤーは狙うだけ無駄となる可能性がある。

そういうプレイヤーは最後に取っておき、チーム総力のパス回しをもって仕留める。

その他コツ

狙い所

相手の肩か足下のいずれかが基本。
ただし、肩口を狙うと顔面にもいきやすいので要注意。

相手を挟んだときの狙い方

ボールを保持してる味方と、敵プレイヤー相手の直線上に半歩ずらした位置を取るようにする。
これにより、ボール保持者が、相手の体の際を狙える。
当たればラッキー、外れても自分へのパスになるからだ。その際は相対してる味方の利き手側にずらすこと。

速いパス回し

一撃で相手をヒットする事が出来ない人でも、速いパス回しで相手を崩す事でそれが可能になる。
速いパス回しというのは球速もそうだが、モーションの短さが大事。
早くパス回しをすると言っても、ターゲットが全く居ない外野の横へのパスほど無意味なものはない。
それは相手を楽させる事にになるだけである。

ノールックのすすめ

ノールックは投げる方向を見ないで投げることである。
これはノールックは非常に有効である。アタックでもパスでも敵の判断・行動を遅らせることが可能。
パスと予測できるパスほど相手にとって楽な事は無い。「こいつノールックがあるぞ・・・」と相手に思わせておくだけでも
警戒させる事が可能。警戒させる事で1歩でも半歩でも下がらせることになる。下がる事で背後への速いパスからヒットが可能になる。ノールックは、目線ととんでもなく離れたところに投げる必要はない。わずかにずらすだけでも有効。味方同士でノールックを使うかどうかというのはお互いに知っておく必要がある。

目はクチほどに物を言う

ノールックと被るが目線は大事。
目力を強くして、投げると相手は警戒する。逆に弱くして投げると相手はパスだと思い警戒を緩める。

パスカットがし易い相手

・ノールックやトリッキーなプレイを一切使わない人。パスモーションに入ったら100%パスな人。
・パスの方法が単一な人。
・球速がある人。・・・俺のパス速度ならばカットされないだろうと自負があるので、コースがやや甘くなる。球速ない人の方が逆に慎重になるので、甘いコースが減る。

ドッジボールは楽しいスポーツである。

最近の風潮でドッジボールはいじめの元凶ではないか?という論調があるが、言語道断である。

知恵と工夫で、攻略法を立ててチームワークを育む過程はむしろ教育現場との相性は良いはずだ。

「苦手な人はどうするか?」という意見には、「そんなこと言ってたらキリがない」と回答。

そんなこといったら、数学苦手、英語苦手って人は、やらなくていいのか?
そんな分けがない。

子どもは残酷である、イジメ的なことも起こるかもしれない。

起こった際には教育者がどう対応していくか、ということではないのか?
それが教育者・大人の役割なのだ。

Point

ドッジボールは大人も子ども楽しいスポーツだ!

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