2018年 音楽ランキング

2019年2月15日

10位 男 久宝留理子

2018年の10位の曲は久宝留理子の男です!
まさかの20年以上前の曲ですねーー。

秋葉原のブックオフに行った際に、これが収録されてるアルバム「Colors」を見つけて購入しました。懐かしい・・・

久宝留理子はこの曲と、次の「はやくしてよ」までは生意気な女だな!と好きじゃなかったのですが、その次の「reduce」と「さよなら」で好きになり
一時期はまっておりました。あぁ懐かしい。

9位 眠れない隣人 安全地帯

安全地帯のワインレッドの心と、恋の予感を覚えようとアルバムまとめて買った際に、印象に残ったのがこれ。
何度も聞くたびに、GLAYの彼女のモダンって曲と似ているなあ。と。音楽は詳しくないのですが・・・バックで繰り返し流れてる四小節だか八小節だかの音の進行が全く同じに聞こえるのですよ。こっちのは、スタッカート気味に弾むように・・・GLAYのは流れるようにハードにって違いはあるものの・・・同じに聞こえる。
もちろん、GLAYの方が後なので、おそらくGLAYのタクローがオマージュで作ったのが、彼女のモダンなのだろうと、思ってます。
眠れない隣人の歌詞に「モダン」って言葉があり、それをタイトルに記しているので、その証左と思っているのですが・・ネットで調べても同じこと思っている人が皆無なので、真相はわかりません。

8位 ロマンティック夏モード DMCバージョン ミドリ

2000年代半ばに大流行。漫画界を制覇したと言ってもいいのが、DMCこと、デトロイトメタルシティという漫画。
その漫画のメディアミックスで展開し映画化したあたりに作られたのが、DMCトリヴュートアルバム。これはDMCファンを自称する各アーティストが
己の楽曲をクラウザーさんに捧げるというもの。

ある日、ランダムで音楽を流してた際にこれが掛かって・・・なんじゃこれは?と。こんな曲入ってたっけ?と見てみたらこれ。

こっちのDMCバージョンがなくて、youtubeは原曲なのだが、断然DMCのが良い。

よく知らないが、このミドリというバンドは難波のジュディマリと言われてたそうな・・・。ほんまかいな。

7位 jet’aime jet’aime DMC用 Tommy february6

https://www.dailymotion.com/video/x2r7rro

ブリリアントグリーンのボーカルのトミーフェブラリー6の曲。
この曲もDMCコラボアルバムの中の1曲。DMCのアルバムを改めて一通り聞いてみたけど、無難な曲も多々ある中、これはすごい。
原曲ぶち壊しの疾走感。ギターやらなんやらがイントロから走りまくる。このメタルな演奏隊と、気だる〜い棒読みなボーカルが非常にマッチしている。
スイカに塩、ポテトチップにチョココーティング的な相反する要素を合わせるとマッチする代表例にこの曲はなれるはず!!

6位 瑠璃 12012

誰も知らない、V系バンド。12012。イチニーマルイチニーと読むらしい。
だいぶ前に解散してしまいました。
このバンドは出す度に音楽性が異なって、おそらくファンは困惑したと思われる。

このアルバムが収録されたアルバム「SEVEN」では、GLAYが正当進化したようなテイストで私としては大いにハマった。
この曲はミディアムなバラードでサビはL’Arc-en-Ciel風なテイスト、その更に大サビはGLAYなテイスト。両方好きな私にとっては、カレーとトンカツでカツカレー的な1曲なのです。
2018年もよく聴いた曲でした。そういえば、この曲はまだキャバクラでは歌ってないので、今年は歌ってキャストを困惑させたいと思います。

5位 紅月 BABYMETAL

これはみなさんもご存知なはず。BABYMETALです。
Xの紅やらなんやらのオマージュ。
これは熱い!!熱すぎる曲ですねーー!!気がついたらこのyoutubeを見ている自分がいる。15歳の女の子が、こんなに大勢の心を震わせる・・・素晴らしい。

4位 FORTITUDE 12012

12012のもう1曲。
これは、前述のseven がGLAYの正当進化のようなアルバムだったのに対して、このFortitudeが収録されているアルバム「12012」はデスメタル系・最強最凶とも言われる、DIRENGREYの摸している。

このせいでも、この12012はDIR AND GLAYとも揶揄されたりしてしまうのであるが・・・。
何せ、リードシングルがやばい。suicideである。これは自殺の意です。のっけから死にたいと始まり、愚痴や恨み節。超ネガティヴで攻撃的な歌詞ばかり。
と来て、最後にfortitude。「不屈」である。自分のやることが理解されず、報われず、もう絶望に絶望を重ねつつも、それでも生きていくしかないんだと言う、真っ暗な闇の中に一縷の光が差したような曲である。これも熱い。熱い。胸にグッと来ることを歌ってくれるのが、12012なのだ。

もっと世に評価されていい名曲である。

3位 forbidden lover L’arc-en-ciel

L’Arc-en-Cielからはこの曲がランクイン。めっきりカラオケする機会は減ったものの、カラオケ好きなこの私。
この曲、大好きなんだけど、暗くて重くて、長めだし。2番のサビの「神の名ぁあーーーーーをーーー!!!」って熱唱した後の、友人らの「何、言ってんだこいつ?」的な視線がつらいので、若い頃は遠慮して入れなかった曲なのだが、見てくれや体裁を気にしなくなった今だからこそ、その若い頃の抑圧された欲求が、40を過ぎて爆発しまくって、キャバクラではまず必ず歌います。キャバクラといっても、外人キャストの店なので、いいんです。あいつら何もわかりませんから。
歌いたいものを歌えば良いのです。

2位 我、闇とて DIR EN GREY

もう10年連続ランクインなのがこの曲。重く暗い。音域の高低差が半端ない。若い頃は歌おうと頑張ってましたが、歌えません。高過ぎです。
似たような現象で若いころは辛い料理を限界まで挑んだりしたものですが、もう大人です。自分の限界を知り、自分の楽しめる範囲で楽しめば良いのです。
もうこの歌は聴くだけです。
この曲を完璧に歌える人がいたら、ぜひカラオケご一緒したいものです。

1位 The Insulated World DIR EN GREY

ラストはこれ。昨年秋に発売されたDIRENGREYのアルバムです。
1周目は、なんじゃこれ。。。と。なんだこのクソアルバム。もうこのバンドは終わった。と思いつつも、執念で諦めずに繰り返し聴いたら、あら!!なんじゃこれは過去最高のアルバムでした。全曲すばらしい!

シングル発売時は全く受け入れることのできなかった「人間を被る」もよくよく聞くと、超かっこいい!
というわけで、全曲良いのでアルバム1枚として1位です。

こんな考えの変化が出たのも、私がまずDIRENGREYに求めるのは、「我、闇とて」に代表されるようなメロディラインの綺麗なバラードを求めているからだ。
3作前のUROBOROSでは「我、闇とて」、2作前のDUM SPIRO SPEROでは「VANITAS」。だが、前作「ARCHE」・・・には残念ながら無し。だったので、近作には期待してたが無く・・・まずそこでがっかりしたのだと自己分析。

しかし、このアルバム。1曲目から「俺さえ、死ねば良い」という究極なネガティヴワードを連発。
更に、「誰が正しいとかどうでもいい」「Why am I living?(なぜ私は生きてるんだろう?)」
「無駄に感じるのはアンタと生きている世界が違うのか
無駄に感じるのはアンタと観ている世界が違う
どちらも正解ではないし どちらも死んでしまえばいい」

絶望、空虚、諦め。もうネガティヴワードのオンパレードである。

印象的なのが、これだけネガティヴな単語、文章で構成されたこのアルバムのラスト曲のラストで、
「叫び生きろ 私は生きてる」と締められているのが非常に印象的である。

ん?ちょっと待てよ・・・・・。

4位のFortitude で書いたが、12012の「12012」ってアルバムと全く同じ構成ではないか?

アルバム12012の1曲目のタイトルは「自殺」で、DIRは「俺さえ死ねば良い」
で半ばは、空虚、絶望、諦め。などネガティヴワード連発。
最後に生きる。

これは興味深い。

世の中の、社会の王道の乗れず、悶々と不満を持ったり空虚を持ってる人が、自分の心と折り合いをつける着地点は、結局、
「今を生きる」ということなのだ。目先のことを1つずつこなしていく・・・。1日1日を生きていく。それが連続が生が、結局人生となるのではないだろうか?

私も結婚はして子宝にも恵まれいるが、思想や考え方とか決して世間に迎合できるとは思えないほど、マイノリティな考えの持ち主である。
(その思想や考え方は、徐々にこのブログで明らかにしていきたいと思うが・・・)

世間のものさしから言えば幸せな部類に入るであろう、この私も「いつ死んでもいい」「死にたい」、「全てどうでもいい」という願望はいつも抱いている。

大事な家族はいるのだが、それはそれ。これはこれである。

心の根底には今も「死にたい」「いつ死んでもいい」「全てどうでもいい」という考えは持っている。「今を、日々をそれなりに一生懸命生きていくしかない」という考えに最近至った、この私が、このThe Insulated Worldというアルバムに、全作品の歌詩を手がけるVocal「京」に大いに共感を持ち、感動したということで、この記事を締めさせていただきたい。

いや、もうひとつ追記しよう。
12012について。

12012のアルバム「12012」は2012年に発売されたのだが、前述したとおり、DIRENGREYのパクリだ模倣だ、猿真似だ。と揶揄されていたが、6年を経て本家のDIRENGREYがオマージュ的(もちろんDIRはそんな意識は全く無いだろうが)に、自殺から始まり、ネガティヴを悶々と、そしてラストに力強く「生きる!」という全く同じ構成のアルバムを発表したことで、12012も少しは報われたのではないか。

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