サンデーサイレンス系の今後 -あと5年でキングカメハメハ系に王座を明け渡す-
サンデーサイレンス系が残って欲しい
競馬である。私は血統に興味がある。
そして、どの種牡馬の血が残っていくのか気になって仕方ない。
そして、サンデーサイレンスの血が脈々と後世に、世界に広がって欲しいと思っている。
個人的には世紀の暴れん坊オルフェーヴルの血が残って欲しいと願っているが、それは叶わないかもしれない。ダービー終了時には種牡馬となるのは確定的だと思ったが、その後のレースをみると種牡馬になれないかも知れない。
ディープインパクトから大物がでればそれに越したことがないわけだが、それも期待薄。そしてディープは体調不良により、2019年の種付けはわずか20頭ほどとなりその栄華に陰りが見えてきた。
台頭する非サンデーの血
私はステルヴィオ(父ロードカナロア)の新馬戦を見て、「これは、種牡馬情勢がひっくり返るな」と予感した。
ディープインパクト産の高額・期待の一頭であるサトノオンリーワンが単勝2倍の断然人気。
その馬を新種牡馬であるロードカナロアの産駒が負かしてしまったのだ。
そして3着には、期待のされてなかったローズキングダムの産駒が入った。
ロードカナロアもローズキングダムも父はキングカメハメハである。
そして、この後に控えているのが、ドゥラメンテ、リオンディーズ、レイデオロである。
「あぁ、これはキングカメハメハ系が近いうちに天下を取るな」とそのとき思ったのである。
そしてロードカナロアの大ブレイク
その翌年、つまり2018年。アーモンドアイが牝馬3冠と返す刀でジャパンカップを取り、前述のステルヴィオがマイルチャンピオンシップを制し大ブレイクしたのだ。
オルフェーヴルも春までは健闘したが、夏以降鳴かず飛ばず。不遇の秋となった。
そして今年である。
サートゥルナーリアが皐月賞を制し、怪物という称号がより現実味を帯びてきた。ロードカナロアは早くも2年目で後継候補も登場したのである。時代はキングカメハメハである。早ければ2年後。遅くとも5年後にはロードカナロアがリーディングサイアーになるだろう。
さらにキングカメハメハの総大将であるドゥラメンテが登場。一気にリーディング上位に食い込むだろう。
サンデーサイレンスの血がなくなるわけではないが・・・・
キングカメハメハが席巻するとは言ってもサンデーサイレンス系も上位には残って行くわけだが・・・・。
ちょっと雲行きが怪しい。
理由は3つ。
- まず、サンデーサイレンスの後継であるディープインパクトに大物牡馬が出現してないこと。
- そして、ディープインパクト産駒の種牡馬の成績が芳しくないこと。
- さらにサンデーサイレンスの孫種牡馬が活躍馬が少ないこと。
である。
というわけで、次の記事では、今現在のサンデーサイレンス系種牡馬の状況を見ていき、血をつなぎそうな馬を予想してみたいと思う。
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