動物愛護団体が、不適切投稿の市議に辞職要求

2019年3月15日2019年4月3日

動物の命を冒涜していると思われる写真をSNSに掲載した地方議員にたいして、動物愛護団体が議員辞職を要求したとのこと。

その動物愛護団体の代表は、女優の杉本彩さんだそうな。

抗議や投稿削除を求めるのならば、まだ話は解るが議員辞職を要求とは甚だ傲慢だと私は感じが、みなさんはいかがだろうか？

私は杉本彩さんについては著しく矛盾を感じている。

２０１７年夏ごろのこのブログ。

言わば猫の虐待動画を上げた人間に対して、「生きる価値なし」と切り捨てている。生きる価値なしということは遠まわしに死んでもいいと言ってるも同義ではなかろうか？

この動物愛護系の人たちは「逮捕しろ」とか「厳罰を」ではなく、「動物は守れ。虐待者は死ね。あるいは同じ目に合わせろ」という考えの人が非常に多い。

もちろん、「逮捕しろ」「厳罰を」の人もいるのだが、圧倒的に「死ね」か「同じ目に合わせろ」が多い。

「動物の命は守れ。虐待犯は死ね」

当然、虐待はよろしくない行為だと思うが、飛躍している考えだと私は思う。「いのち」云々を言うのならば虐待犯も人間であり、それに対して死ね、とか生きる価値ないと言うことに、私は大いになる矛盾を感じるのだ。

なんだかこれは最近、話題になりつつある「ゆがんだ正義感」の象徴ではないか。
これでは相模原事件の植松聖被告と同じではないか？と言ったら飛躍しすぎだろうか？

シーシェパードの件と持ち出すと食文化が絡んでくるのでまた別物かも知れないが、あの一連の事件もわれわれ日本人からすれば、シーシェパードに対して否定的な意見の人がほとんどであろう。

人間なのでいろいろな考えの人が居るのが仕方ないが、自分の主義・主張を他人に押し付けてくるからシーシェパードはわれわれ日本人に嫌われるのだ。

そして、この動物愛護系の人たちも自分たちの主義主張を押し付けてくる人たちである。

「ファー」とか「毛皮」反対運動なんか、そのように思う。
もちろん、物心付いた頃からそのような考えだったり、あるいは毛皮やファーを買ったり、身にまとったりしたことが無ければ、至極正当だとは思う。

が、若い頃はこういうものを買って身にまとってた（と思われる）人が、考えが変わったからと言って、毛皮はファーを否定してそれを他人に押し付けようと活動する。

なんなのだろうか？

毛皮とかは古来からある人間の営みの叡智である。（ファーは知らないが）
それを動物愛護の観点から否定して、それを他人に、世間に、世界に、押し付ける。
ちょっとおこがましいのではないか？と思うのは私だけだろうか？

ヴィーガンの人たちもこういう押し付けな人が多い。

ちなみに動物や「いのち」という話題になると、ナイーヴな問題になる。私も若い頃から考えが変遷したが、今の結論、後も恒久的に変わらないであろう、動物と人間の関係性の結論は次の通りだ。

ちょっとドライな言い方になるかもしれないが・・・。

この考えに至ったのは、「ペットを飼うことの意義」について考えた際だ。いろいろと考えて、私は対動物との関係は上記に至ったわけだ。

また、機会を改めて、「ペットを飼うことの意義」についてエントリをあげたいと思う。

女優・杉本彩（５０）が代表理事を務める公益財団法人「動物環境・福祉協会Ｅｖａ」は１４日、フェイスブックで、福井・高浜町議会の児玉千明議員（３０）に議員辞職を求める要望書を送付したことを発表した。

　狩猟免許を持つ児玉議員は息絶えた獲物の前でふざけたポーズで写真を撮ったり、動物の命を冒とくするようなコメントをＳＮＳに掲載した。

　Ｅｖａは「猟友会所属で高浜町議会議員がＳＮＳに掲載した写真や文章が、極めて『命を軽視する行為』で不適切であることから、昨日Ｅｖａは、同町議会事務局に辞職を求める要望書を送付いたしました」と報告。

「狩猟に係る方々は、里づくりの推進や自然環境の保全活動、そして人の生活を守るために本来真摯に命と向き合っていらっしゃいます。それだけに、今回この町議の倫理観の欠落した写真や文章を並べる投稿は、命を軽視する行為で不適切だと感じております」と児玉議員を痛烈批判した。

　議員としての資質の乏しさを指摘し、「投稿された画像や文章は、あまりにも社会倫理に欠けるため掲載はいたしません」と証拠の拡散も拒否。

「議会には適切なご判断を要望いたします」と早期の辞職を求めた。

引用元：エキサイトニュース
https://www.excite.co.jp/news/article/TokyoSports_1310566/

追記・・・
動物愛護とは何だろう・・・と思って調べた際に動物愛護にいろいろあり、
その中でもライトなものからディープなものまでレイヤー（層）になっているのではないか？
という説を書いた記事である。